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あながち

感想ブログとなるのか、どうか?

書籍

酒井直樹『日本/映像/米国―共感の共同体と帝国的国民主主義』感想

日米の戦後映像史をひもとくことで、両国の戦後発展の裏側にあった共感装置の働きと、その欺瞞が見えてきます。喪失の体験としての戦争、その喪の作業としての映画体験があります。そしてその作業はおうおうにして国家の原風景にて最後を迎えてしまう。観客…

西研『ニーチェ ツァラトゥストラ』の感想

ニーチェの主著のひとつである『ツァラトゥストラ』がいくつかの章に分割して説明されていく本です。たぶんに自己啓発的に使用され、あるときはナチスにも利用されたニーチェですが、西研がどう扱っていくのか、興味深く読みました。西研は文中でなんどか「…

仲村清司、宮台真司『これが沖縄の生きる道』読みました

この本とは別に戦後映像史の本を読んでいるのですが、その本からわたしは「植民地主義が自らを反省する時に利用する未開文化の像こそが、植民地主義の根性をもっとも明確に映している」というふうなロジックを受け取りました。 つまり、「純粋で朗らかに生き…