あながち

感想ブログとなるのか、どうか?

漫画

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』3巻を読んだ

“敵連合”の襲撃が退けられ、体育祭が開催されます。体育祭には学校外の人々が注目していて、そこでの好成績は単なる学内カーストへの影響だけでなく社会全体へのアピールにもなる、という構図が説明されて、お茶子ちゃんがヒーローを志望した理由などが明ら…

ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』を読みました

天涯孤独の少女が魔法使いに買われます。 買われるといっても形式が人身売買だったというだけで、むしろ魔法使いは少女を救うために買いました。少女は生きる気力を失っていましたが、魔法使いの優しさによって心を開いていきます。 一方で魔法使いは人間で…

吉田覚『働かない二人』読んだ感想

無職の兄妹の話。WEBマンガサイトの『くらげバンチ』にて連載中。新しい話は無料で読めて、単行本が出ると読めなくなるスタイル。 『無職あるある』漫画とみせかけて、頼れるお兄ちゃんとドジな妹という完璧な設定の中彼らがいちゃいちゃするというと語弊が…

今井哲也『ぼくらのよあけ』感想_少年少女はそのままに、大人へ

読みました!サイコーですね! 舞台が団地で、団地という小さな場所から宇宙というかぎりなく大きな場所にダイレクトに繋がることが出来るというようなことを思いました。そしてそのための装置は、昔大人たちがかつて少年だったことの証でもある、というよう…

榎本俊二『斬り介とジョニー』読んでの感想

『ゴールデンラッキー』、『えの素』、『ムーたち』などの巨大な足跡を漫画史に残す榎本俊二の実験作というのか、ひたすら人間が斬られまくる漫画。「斬りまくる漫画」ではないです。ひたすら人間が斬られまくる漫画。 人がばしばし斬られていて最初は笑えま…

大今良時『聲の形』読んだ_「自分が思ってると思ってること」の外へ

読み終わりました。面白かったです。 「「自分」」の外へ みんなが橋の上で思ってることを全部言うところが好きです。思ってることを全部言って、ぶつけて、だからたとえ結果がどうなろうとそれでいいはずなんだけど、でもなぜかそうならない。「自分が思っ…

大今良時『聲の形』4巻まで読んで思ったこと_ふたつの歪みの、しんどさ

対等って言葉が使われなくなるのが対等な状態だとしても、そこに向かっていくためには対等って言葉を使わなければいけません。私たちが進んでいる道は直線じゃなくてうねうね曲がっていたり分かれていたり一人分の幅しか(もしかしたらそれすらも)なかった…

水上悟志『惑星のさみだれ』読んだ後に書いた文章(感想ではない)

ウオオ最高だあ、なSFファンタジー青春群像恋愛能力バトル漫画です。 嫌いなキャラが全然いないです。風巻さんが好きですけど。みんな好きですけど。 失って失って失って失って失って生きて死ぬ 生きて得たものは全てなくなります。勲章みたいなそういうアレ…

松井優征『暗殺教室』13巻の感想_毒母を、殺るだけ。

週刊連載は新刊が出るの速くてすごいですね。 読む側も忙しいくらいで、作ってる側はどうなっちゃってるのでしょう。 Just do it = 殺るだけ 暗殺教室の「殺る」は「やる」とかかっていて、つまり行動を起こすことによって世界の殻をやぶり、それまでを殺し…

今井哲也『ハックス!』4巻感想、弱いけど華麗な逆説。

あー終わった。ちょうおもしろいです。 三山さん! いっちばん好きなキャラクターです。彼がいなかったら、ぜんぜん別の作品だったと思います。 三山さんは電脳研究会所属でアニ研ではないのですが出入りだけしていて、あんましちゃんと作業に参加しないとい…

今井哲也『ハックス!』3巻感想、魂は形を変え、大きさはない。

おもしろいー 今回は、既存の手書きMADをお手本に作品を作っていく過程がメインで、あとみよしについての話や、アニ研に興味がある女の子が別の流れに入っていく話など。 みよしが過去作品に突き動かされたように、周囲の人がみよしに動かされていきます。 …

今井哲也『ハックス!』2巻の感想、タイムマシンとは別のしかたで時を超えていく作品。

おもっしろい! 今回はアニ研の過去作品をテレシネに変換していってその過程でいろいろと過去のことが明らかになっていきます。 そこで何がおきたか?ここで何が起きているか? アニ研が何をしていたか、どういう場所だったのかというのがこの作品の大きな謎…

今井哲也『ハックス!』1巻の感想、のりうつるエネルギー、のりうつられない人。

新入生歓迎会の部活説明でアニメ部の上映を見て衝撃を受けてそのままアニメを作りはじめてしまう女の子と、そのまわりの人たちの話。 シンプルであることの、異常さ すごいアニメを見て受け取ったエネルギーを主人公はアニメを作ることに向けます。 とてもシ…

吉田戦車『甘えんじゃねえよ!』の感想。みっちゃんのママ、美しすぎ。

吉田戦車による四コマ集です。 恐怖、みっちゃんのママ 約四十の章に分かれていて、半分くらいまでは動物がテーマとしてあるのですが、それ以降は動物関係なくなっていきます。 その理由は、「みっちゃんのママ」というキャラクターが強くなりすぎたせいです…

久井諒子『ダンジョン飯』1巻の感想

ダンジョン最深部に妹でもあるギルドメンバーを残したまま地上に帰ってきてしまい、救出に戻りたいが路銀に欠けるためモンスターを調理することで食費を節約する、その調理の漫画。 九井諒子のグルメファンタジー「ダンジョン飯」1巻、モンスターを美味しく…

堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』1巻読んでの感想

シンジくんと比較してみる シンジくんはみんなが苦しんでて「逃げちゃ駄目だ」を連呼ののち、戦ったりする。 デクは助けを求めている人間を見ると決断すらせずに速攻でヒーロー見参。 親から激励されたかったけどされなかったシンジくん。 デクは、憧れのヒ…

幸村誠『プラネテス』ざっと読み通してのおおまかな感想

家族漫画だ 読んでまず思いました。 宇宙は広すぎて孤独をもたらすので主人公が家族とか両親とか恋人とかそういうものと無意識の深層で交わり合う契機になるって筋書きはまあ『コンタクト』とか『ゼログラビティ』とか、それこそ『インターステラー』もそう…