あながち

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『ユリ熊嵐』8話見てまでの感想

ユリ熊嵐 公式スターティングガイド

しまっちゃうおじさんだ!

ユリ熊嵐のこれまでの悲劇はしまっちゃうおじさんの仕業だったんですね。ユリーカも被害者に過ぎない。ウテナにおける鳳暁生、ピングドラムにおける眞悧の位置に、このしまっちゃうおじさんがおさまる予感がビンビンです。

けっきょく、「透明な嵐」はクラス内いじめではなくてユリーカの承認欲しさの針島さんのしわざだったわけだし、そのユリーカはしまっちゃうおじさんのせいで過剰なエゴイズムを抱えることになったわけで、元凶はつまりそこっぽい。

 

しかし、そんなに簡単に見通せてしまう作品を、幾原さんが作るでしょうか?

どうでしょう。

 

ルルの嫉妬心というか、人間らしさが出てきたのにわたしはワクワクしてます。

 

いくつかの比喩について

「断絶の壁」はベルリンの壁っぽくもあり、『進撃の巨人』オマージュも感じますね。閉じ込めたと思っていても実は内側と外側というのは容易に反転する、とハンニバル・レクターが言ってた気がしますが、壁と言うのは取り払われるために作られるのかもしれません。しかし一度作られた壁を壊すためには、壁を前提とした秩序を破壊しなければいけない。

また、銀子のいる熊側は半自爆的な作戦(人間は大量の高度な兵器を使うのに、熊は肉弾戦に近い)を用いていて、これはすっごくシンプルに考えれば現在の中東と欧米の状況にそっくりですね。一方は無人兵器で攻撃し、一方はゲリラ的に戦う。また、銀子はクマリアさまからの承認のために戦いに赴くわけで、これはジハードのロジックに似ている。

と、まあいろいろと勘ぐることができてそれが楽しいのですが、一方でこのアニメを見るときはその勘ぐりに溺れないように、ミュージックビデオの移り行く象徴を見るときのような軽快さが求められるとも思います。

 

とりあえず、絵本の続きがきになります!

 

 

 

ユリ熊嵐 (1) (バーズコミックス)

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