あながち

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クリスウェッジ『ロボッツ』感想

ロボッツ [Blu-ray]

アイスエイジシリーズの監督クリスウェッジによる、人間の存在しない世界のロボットが悪の資本主義を妥当して良心を世界に取り戻すという話。

全体としてどことなくマイナー感が漂うことは否めません。題材がロボットなのに主人公がブリキで古くさくて、この映画はそういう古くささを簡単に否定しない懐の広さからイノベーションが生まれるという内容なのですが、そのメッセージの強さに画面の説得力が追いついていない印象です。ブリキならブリキでもっとレトロなロボットの世界を展開してその魅力を見せつけてほしかった。

随所に挿入されるギャグの滑り率が高いです。男のロボットの下半身にスカートが装備されてしまって滑稽、みたいなの、子供向けなのかもしれませんがあんまし愉快ではないし、子供をバカで単純なものとして想定してしまってないですかね。

また、凋落したヒーローみたいなキャラクターがいるのですが、彼のすごさがイマイチわからなかったです。ガタイがデカくて体当たりするとすごいのはわかったけど、それ以外で彼がどういうパフォーマンスをもっているのかがわからない。

でも、お父さんのキャラクターはよくできていると思います。生きているだけで世界がバージョンアップされ、自分は取り残されていく。すべてをあきらめて日々をこなすけれど、唯一おもうのは息子のこと、というのが非常にわかりやすかった。