近所の犬

くさい

宝石の国感想ワン!

ワンワンワンワン!
宝石の国を全部見たワン!原作は読んでないワン!


TVアニメ『宝石の国』ティザーPV

あらすじ

ニートBがニートAを助けるために仕事を探す。

ニートのボクには、響いたワン!

犬のボクは働いてないワン!うんこぷりぷり、飯はぐはぐ、草むしゃむしゃでおえして眠るワン!
そんなボクにとって、仕事がないことの寂しさはとてもわかるワン。生きているだけでは、実存は実存たり得ない。人間となるためには、かけがえのない自分にだけ起こる唯一の死を見据えて、命がけの投企を試みなければならないワン。それが、現存在だワン!


作品世界がどういう成り立ちをしているか、アニメを見ているだけではほとんどわからない。宝石たちがあまりにも儚い生を生きている理由について、我々は知ることができない。それは原作で明らかになるのかもしれないが、かといってこのアニメがしり切れとんぼ的に終わるのかというとそうではない。
このアニメを見ている私たちは作品世界だけでなくて、自分たちが生きている世界がどういう理由の上に立っているかを理解できない。一生。それでもやっていくのが生きるということで、誰かがそれにもっともらしい理由をつけてくれたりはしない。全ては圧倒的な不毛さに包まれていて、このアニメの主人公もそう。

生きていく中でハッピーだけということはなくまあ大体異様にしんどくやめてしまいたくなるものでこのアニメもそうで、体はぶっ壊れるし周りに取り返しのつかない迷惑をかけたりする。それでもやめないその動機は一話のラストでぽつりと浮かべられる「あいつがいなくなるのはいやだ」という、あわれみともわがままともとれるようなごく個人的な気分に支えられている。そのことを、(戦闘シーンのようにド派手に)大げさにではなく、しかしとても丁寧に伝えられて、そういやそうだったと腑に落ちた。